ある子どもの詩の庭で【英語】② A Child’s Garden of Verses by Robert Louis Stevenson(撮影場所:水場のベンチ)

ある子どもの詩の庭で【英語】② A Child’s Garden of Verses by Robert Louis Stevenson(撮影場所:水場のベンチ)

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山で会う友人(イギリスの人)に詩集『ある子どもの詩の庭で』を読んでもらいました。

「よい子、わるい子」

子どもよ、お前はまだ小さい
お前の骨は、まだやわらかい。
大きくなって、つよくなったら、
どうどうと歩かねばならぬぞよ。

おりこうにして、しずかにふるまい
質素な食事でがまんして、
こまったことがあったとしても
正直で、けがれなき心をたもちなさい。

いつもにこにこ、きげんよくして、
原っぱでは、なかよくたのしくあそぶ。
こうしてかっての子どもらは育ち、
王さまにも賢人にもなれたのだ。

でもわるい子は、不親切。行儀もわるく
ごはんも食べすぎ、思いやりもない。
そんな子どもには、のぞみなし。
まったくちがう未来がまっている。

ざんこくな子や、なきむしの子は
おばかな鵞鳥になってしまう。
おおきくなっても、きらわれて、
姪、甥たちも、みんなきみからにげていく。

「外国の子どもたち」

小さなインディアンの子どもたち、スー族にクロー族、
ひえびえ凍ったエスキモーの子、
トルコに日本の子どもたち、
ねぇ、ぼくとかわってほしくない?

木が真っ赤にかがやくのを見たでしょう
海のむこうのライオンも見たでしょう
ダチョウのたまごも食べたでしょう
カメをひっくりかえしもしたでしょう。

とってもすてきなくらしだね。
でも、ぼくのくらしはもっといい。
きみは、道を歩くとき、
迷わぬよう、気をつけなくてはならぬでしょう。

きみょうなものを食べるでしょう
ぼくの食べるものは、ちゃんとした食事。
きみは、波立つ海のむこうに住むでしょう
でもぼくの家は安全だ。

小さなインディアンの子どもたち、スー族にクロー族、
ひえびえ凍ったエスキモーの子、
トルコに日本の子どもたち、
ねぇ、ぼくとかわってほしくない?

「お日さまの旅」
夜、ぼくがベッドに入るとき、
お日さまはまだおきている。
地球をまわっていくとちゅう。
毎朝、毎朝、旅にでる。

お日さまの照る昼ひなか、
ぼくらは庭であそびます。
けれどもインドの子どもたち、
ねむたい目をしてキスされて、ベッドに入ってねるのです。

ぼくが夕ごはんを食べおえるころ、
太平洋のむこうでは夜が明けて、
子どもはベッドからおきだして、
服にきがえて、身づくろい。

『ある子どもの詩の庭で』
ロバート・ルイス・スティーヴンソン=詩
イーヴ・ガーネット=絵
間崎ルリ子=訳
瑞雲舎

#詩#山#ある子どもの詩の庭で

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